「行動経済学ってどんな学問?」
「ナッジって最近聞くけど何?」
「日常生活で役立つの?」
そんな風に思われている方も多いかと思います。
行動経済学とは経済学と心理学が合わさった比較的新しい学問です。
従来の経済学では、「人は合理的な判断を行い行動する」事を前提に考えられてきました。
しかし、人は非合理的な判断で行動している事に着目したのが「行動経済学」です。
- ダイエットしたいのに、目の前のアイスを食べてしまう。
- ネットショピングで送料無料にする為に、必要以上に物を買ってします。
(本来はいらない物まで)
みなさんも経験はあるのではないでしょうか。
勉強すればするほど、世の中は企業が消費者に買ってもらう為に、様々な仕掛けがあり
行動経済学が活かされている事を感じます。
行動経済学を学ぶ事で、
- 無駄な買い物をしない。
- 自分の行動習慣を変える。(ダイエット。ジム、読書など継続するには)
など、日常生活に活かせる事は様々ございます。
そんな、行動経済学を学べる本を13冊ご紹介いたします。
- 勘違いが人を動かす
- 行動経済学が最強の学問である
- 行動経済学が勝敗を支配する
- サクッとわかるビジネス教養 行動経済学オールカラー
- ヘンテコノミクス
- イラスト&図解 知識ゼロでも楽しめる!行動経済学のしくみ
- 世界最先端の研究が教える新事実 行動経済学BEST100
- いますぐできる 実践 行動経済学
- ミクロ・マクロの前に今さら聞けない 行動経済学の超基本 ビジュラル版
- 思わずためしてみたくなる マンガ 行動経済学1年生
- ざっくりわかる 8コマ行動経済学
- マンガでわかる行動経済学
- 知識ゼロでも今すぐ使える!行動経済学見るだけノート
- おすすめの1冊はこちら!
- 初心者の方におすすめの1冊はこちら!
- スポーツ好きな人はこちら!
- まとめ
勘違いが人を動かす
- 「自覚していても錯覚や認知バイアスから逃れるの難しい」
この事を自覚した上でどう付き合っていくかがテーマとなっている。 - 第1章 プラシーボ効果の話は面白かった。
(※プラシーボとは:薬の開発時に使用される、何の効果もない偽薬の事)
偽薬の効果や役割、空調設備の温度設定の変わらないボタン、
横断歩道にある「歩行者用押しボタン」のダミーの話など、
人間はこんなにも簡単な生き物なのかと感じました。 - 私は書店で並んでいる本書に「何か付いている?」と思って、思わず手に取りました。
タイトル部分にハエの写真が使われおり、それが何か気になったからです。
その本のタイトルが「勘違いが人を動かす」
「あっ。やられた!」
と思ったと同時に、本を持ったままレジに向かっていました。
私が行動経済学という学問を知りハマっていったきっかけになった1冊です。
行動経済学が最強の学問である
- 行動経済学のコンサルティング会社を設立し、アメリカで有名企業から中小企業まで
100以上のプロジェクトを手掛け、スタンフォード大学や有名企業などで講演会を行い
千人以上に行動経済学を教えてきている筆者。
そんな筆者の経験談、事例を元に行動経済学を学べます。 - 行動経済学を初めて「3つの要因に整理・体系化」している。
行動経済学に触れた事のある方は分かるかなと思いますが、
行動経済学は本当に複雑に絡みあっています。
本書は行動経済学を3つの要因にカテゴリー分けをしており、
カテゴリー毎に読み進めていける為、非常に分かりやすかったです。
行動経済学が勝敗を支配する
- スポーツとの関連に特化して行動経済学を学べる。
本書は、実際のスポーツの研究データを元に、行動経済学を学べます。 - スポーツ観戦がもっと楽しくなる!
サッカーの声援は○点分の効果がある⁉︎
野球とサッカー ビデオ判定で判定が変わる確率が違う理由とは?
試合前の練習風景で、もしかしたら行動経済学が活かされている場面がある⁉︎
スポーツが好きな方には是非とも読んで頂きたい1冊となります。
こちらの記事でも詳しく書いております。
http://iyanajibun-adieu.online/【行動経済学xスポーツ】知れば知るほどスポー/
サクッとわかるビジネス教養 行動経済学オールカラー
- Q &A形式で頭に入りやすい。
本書の最大の特徴になります、Q &A形式での行動経済学の説明が非常に分かりやすいです。
見開き1ページで問題、次の見開き1ページで問題に対する答えと続いていきます。
(見開き1ページで問題→回答の場合もあり。)
※全ての構成がO &A形式になっている訳ではございません。 - イラストと文章のバランスが良い!
イラストがある事で、実生活と行動経済学のつながりをイメージしやすいです。
かと言って文章が少なく説明不足だなと感じる箇所もございませんでした。 - オールカラーで見やすい!
こちらの記事でも詳しく書いております。
http://iyanajibun-adieu.online/【サクッと分かるビジネス教養-行動経済学-レビュ/
ヘンテコノミクス
- オールまんがで行動経済学を学べる。
(各項目の最後にまんがで見た行動経済学の補足説明あり) - 行動経済学の1つ「代表性ヒューリスティック」を読みながら体験出来る。
(漫画だからこその表現出来る事でした。)
※ヒューリスティック=人間の直感的判断。 - 作者が3名いますが、それぞれがおすすめの読み方を推奨している。
作者が3名いるからこそ出来る事。
本書の冒頭に記載があるので、一番好きな読み方をしてみてはいかがでしょうか!?
代表性ヒューリスティックを体験できた章は、
「目に見える事だけで物事を判断してはいけない」と
まじまじと実感させられました。
ここだけでも、買ってよかったと思わせてくれました。
イラスト&図解 知識ゼロでも楽しめる!行動経済学のしくみ
- 見開き左ページが文章、右ページがイラストでイメージがしやすい。
- 繰り返し出てくる専門用語には、単語の横に説明があったページ数が常に書いてあるため、
忘れた場合でもすぐに戻って読み直しが出来る。
例:利用可能性ヒューリスティック(→P48) ハーティング現象(→P92)など - ¥990-(税込)と他の本と比べ安価に行動経済学を学べる。
こちらの記事でも詳しく書いております。
http://iyanajibun-adieu.online/【レビュー】行動経済学のしくみ%E3%80%82イラスト図/
世界最先端の研究が教える新事実 行動経済学BEST100
- 様々な事例、研究、実験結果を元に学べる。
※採用事例は他の本より多い印象。 - 時代背景、社会問題などを行動経済学の視点から見るとどうなるかを学べる。
※住宅ローン、日本人の保険加入の多さ、You Tuberが子供に人気な職業で
親には不人気な理由などを行動経済学の視点から解説。 - 営業職をしている自分は第2章の「Whyが人の心を惹きつける」は非常に勉強になりました。
様々な事例、実験結果から行動経済学を学べる為、
個人的には他の本で行動経済学をザックリと学んだ後、本書を読む事をおすすめします。
いますぐできる 実践 行動経済学
- 筆者が実際に中高生に行ってきた講習を元に本書を制作。
筆者と3人の生徒(架空の人物)が出て来て、講習形式が分かりやすい。 - 「風しん」のワクチンを打ってもらう為に、「ナッジ」を使ってどう案内文を出すのか
3人の生徒が考えながら話が進んでいくのは、他の本にはなく面白い。 - 「落語で学ぶ行動経済学」など他の本にはない角度から、行動経済学を学べる。
ミクロ・マクロの前に今さら聞けない 行動経済学の超基本 ビジュラル版
- イラストが多く、視覚的に行動経済学が学べて分かりやすい。
- 各章の間にある「行動経済学的お買い物相談室」は、
読者の悩みを筆者が行動経済学的視点から回答をしている。
他の本にはない要素でとても勉強になります。
日常生活のリアルな悩みの為、我々がいかに行動経済学と密接に関わっているか
より感じる事が出来ます。 - 巻末の「行動経済学の用語集」はまとめて復習ができ、良かったです。
思わずためしてみたくなる マンガ 行動経済学1年生
- 見開き1ページで「4コマまんが+補足説明」で、テンポ良く学べる。
(例外ページもあり) - 4コマまんがに出てくる犬、猫のイラストがシンプルにかわいい。
かわいいイラストの4コマまんがで楽しく学べる1冊です。
事例も多く、テンポ良く読み進めていけます。
ざっくりわかる 8コマ行動経済学
- 8コマまんがでイメージしやすい。
- 文字が少なめでサクサク読める。
- 8コマまんがで日常生活で見る行動経済学をイメージ→次ページ文章で説明。
この流れで頭に入りやすい。
サクサクと読み進めることが出来るので、1時間程で自分は読み終えました。
正直物足りなさはございましたが、本書のタイトル通り「ざっくり」学ぶには
良い1冊だと思います。
マンガでわかる行動経済学
- 導入はまんがで、説明は文章メイン。
導入のまんがで「スッと」本書に入り込みやすい。
(まんが:文章=3:7くらいのイメージ) - 日常生活、仕事など身近な行動経済学をまんがで触れている為
イメージがしやすい。
「マンガでわかる」とタイトルにありますが、マンガ要素は少なめでした。
しかし、各章の導入部分はマンガの為、日常生活に見る行動経済学をイメージしやすく
スッと次のページの説明文へ入る事が出来ました。
知識ゼロでも今すぐ使える!行動経済学見るだけノート
- イラストがメインで、サクサクと読める。
- 他の本と比べ、従来の経済学や神経経済学などとの関連性の説明が多い。
おすすめの1冊はこちら!
「おすすめの1冊は?」と聞かれれば、「行動経済学が最強の学問である」をおすすめいたします。
- 複雑に絡み合う行動経済学を「3つの要因に整理・体系化」しており分かりやすい。
- 行動経済学のコンサルティング会社を経営している筆者だからこその視点、経験されてきた事を元に学んでいける。
初心者の方におすすめの1冊はこちら!
「行動経済学は初めてで、どれから読んだら良いか分からない。」
そんな方々には、「サクッとわかるビジネス教養 行動経済学オールカラー」を
おすすめいたします。
- Q &A形式で頭に入りやすい。
本書の最大の特徴になります、Q &A形式での行動経済学の説明が非常に分かりやすいです。 - イラストと文章のバランスが良い!
イラストがある事で、実生活と行動経済学のつながりをイメージしやすいです。 - オールカラーで見やすい!
スポーツ好きな人はこちら!
スポーツ好きな方々には
「行動経済学が勝敗を支配する」をおすすめいたします。
- スポーツとの関連に特化して行動経済学を学べる。
本書は、実際のスポーツの研究データを元に、行動経済学を学べます。 - スポーツ観戦がもっと楽しくなる!
スポーツと行動経済学にはこんなにも関連性があるのかと驚き、とても興味深かったです。
スポーツが好きな私は、もっとスポーツと行動経済学の関連性を勉強したいと思わせてくれる1冊でした。
スポーツ観戦がもっと楽しくなる事は間違いなしです。
まとめ
個人的には本を読めば読むほど、もっと勉強したいと思わせてくれる学問「行動経済学」。
比較的新しい学問の為、どんどん新しい理論や用語も今後出てくる事でしょう。
日常生活にも活かしていける為、行動経済学の本を読んだ事のない方は
ご紹介させて頂いた本を1冊でも読んで頂きたいです。
(勉強して、身近な行動経済学を探してみるのも楽しいですよ。)
そんな中、1つでも日常生活に取り入れて頂き、皆様の生活がより良くなれば幸いです。
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