著者:安藤 広大
仕事が出来る人 それは物事を数字で考えられる人。
心を鬼にして数字に向き合うべき。とても自分に刺さりました。
自分のアウトプットとしてまとめていこうと思います。
いったん数字で考える
本書のゴールは仕事が出来る人になる事です。数字と向き合えば自分の現状を客観的に見る事が出来ます。数字を見るとは不足を見るためのものです。しかし、それは現状の自分に足りない部分を見る事になり現実を突きつけられます。辛いことかもしれません。しかし、本書では心を鬼にしてその数字に向き合わなければ、成長はないと言われております。数字を見る事は、未来のための手段です。
その第一歩として、日頃から数字を意識した会話をする事が大事になってきます。
例えば
1.ゴルフが好きです。
2.月2回コースを回るくらい、ゴルフが好きです。
1は主観だけの言葉で、2は客観的で誰がみても明らかな事実となっております。このように曖昧な表現は数字を入れることにより、誰にでも誤解がなく話を進める事が出来るのです。
常に数字に置き換え、数字で表現する事を意識づけていきましょう。
数値化とはPDCAを回すことである
PDCAとは次の略称になります。
・P(プラン):計画 数値化された目標
例 月の売上目標100万を達成する。
・D(ドゥウ):行動 計画を基にした具体的なプロセスや行動
例 1日にアポを5件とる。
・C(チェック):評価 上司が与える評価、自分での振り返り。
例 1日の終わりに、目標通りに5件に営業できたか、やり方に問題がないか上司から
フィードバックをもらう
・A(アクション):改善 評価を基にした反省と次の改善点
例 明日はどうやってアポを取り、どう営業をかけていくかを決める。
本書ではD(行動)について、特に重要項目として書かれておりましたのでまとめて行こうと思います。
数を打つことから始まる行動量の話(KPI目標のための目標)
D(行動)の回数→行動量となります。行動量は何回やったのか、1日何時間やったのかという量を表す数字です。プレーヤーにとっては行動量を極限まで上げていき、高いレベルで維持する事が何よりも求められます。まずは誰よりも数をこなす事です。あくまで「行動ファースト」であり、それをキープしたまま確立を上げていく事が正しい順番になります。
KPI(Key Performanec Indicator): 目標を達成するために数値化された指標という概念があります。
目標が英語を話せる事だとした場合、あまりにも漠然としております。その場合、(話せるようになるため)英単語を1日10個覚える、(話せるようになるため)英会話教室に週2回通うなど、「目標のための目標」つまり「KPI」になります。また、KPIは数字が入っていないと意味がありません。日々の行動に迷いがないレベルまでKPIに分解出来ている事が重要になります。1年での目標があれば、半年でどこまで行くか、1ヶ月→1週間→1日と逆算していけば今自分がやるべき事、KPIを設定していけるよになるはずです。ここで注意しなければならないのは、KPIは目標達成の為の手段であって、目的ではありません。目標達成に向かっていけてなければ、KPIは見直す必要が出てきます。
やるべきこと、やらなくてもいいこと 変数の話
「仕事のどこを変えればいいのか」 これは仕事の醍醐味であり、自身の成長に繋がります。ビジネスにおいて全ての事をいったん数字に置き換える事が出来ます。そしてそれは「考えるべきこと」と「考えてもムダなこと」に分かれます。それを見極めるために必要な概念が「変数」となります。
世の中には変えられることと変えられないことがあります。「変られること」を変えようと努力し、「変られないこと」は早々に見切りをつける事が重要です。
今の自分の業務の中、商談の中で変えていけること、変えるべきことは常に考えていかなければなりません。それが自己成長へ繋がります。そして変数を見つけても、もっと大事な変数がないか常に考えていくべきです。この軸を持っていれば仕事の目標設定がブレることはありません。
まとめ
心を鬼にして自分と向き合う。今一度、今年の目標を見直し、現時点から年末まで何が足りないのか、何をするべきか、出来る限り数値化して、自分自身を分析して行こうと思いました。本書に書かれていたことを一つ一つ実践していけば、すごく成長していけるだろうと思いました。早速、行動に移して行こうと思います。
コメント